Monthly Archives: March 2013

Escape From Alcatraz Death: Man Dies During San Francisco Triathlon

今年の3月3日に開催された Escape From Alcatraz ではスイム中に選手が一名亡くなられた。トライアスロン中の事故死についてメモ。

レース当日のコンディション

例年は6月開催だけど、今年は America’s Cup が6月に開催されることを受けて、3月上旬にシフトしている。北半球の3月ということで、コンディションは例年よりもタフ。

In all, rescuers pulled about 150 swimmers from the swim portion of the race, more than three times the normal number, Burke said. Water temperatures were about 51 degrees, air temperatures hovered in the mid-50s and 11-mph winds made the air feel closer to the mid-40s.
Normally, when the race is held in June, the bay is anywhere from 54 to 60 degrees, and air temperatures can be in the 70s or higher.

温度はすべて華氏。51°F は約10.5℃, 60°F は 15.5℃, 70°F は 21℃。
海は下のビデオのように、ベタ凪とはほど遠く、泳ぎ甲斐のある波。

死因について

2日後の USA Today では検死中で原因不明と出ていた。検死結果は見当たらず。心臓発作説が多い。

レース中事故に関する研究

トライアスロン中の事故死について過去の研究をチラ見。

2006-2008 の USA Triathlon(USAT)管轄のトライアスロンレースを対象に、”risk per participation” を調べたものとして以下がある。

Sudden Death During the Triathlon
Kevin M. Harris, MD; Jason T. Henry, BA; Eric Rohman, BA; Tammy S. Haas, RN; Barry J. Maron, MD.
JAMA. 2010;303(13):1255-1257. doi:10.1001/jama.2010.368.
http://jama.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=185622

合計約95万選手のうち、事故死は14件で13件がスイム、1件がバイク。(1.5 deaths per 100, 000 participants マラソンは 0.8 程度)

スイム13件のうち、9件では検死をこなっており、

とガタガタ。

スイムは競技の一発目でマスドスタートであることやオープンウォーターで競技が行われていることから、心臓疾患の発症を防いだり、起こった時にすばやく見つけて救助するのは難しいとしている。

一昨年の夏に NY 近郊のレースで立て続けにスイム中の死亡が発生したことも有り、Scientific American がこの論文の著者にインタビューしているので、こいつもメモ。

Why Is Swimming the Most Deadly Leg of a Triathlon?
http://www.scientificamerican.com/article.cfm?id=triathlon-death-swimming

かいつまむと

  • 練習中はレース中よりアドレナリンラッシュが微量なので、発症しにくい
  • 心停止の場合は、いかにはやく蘇生できるかが肝

事故を減らすための案としては

  • 選手もリスクを理解した上でちゃんと練習する
  • 病歴がある、体調に不安がある人は参加すべきか検討する
  • 学生のように、強制的に検診をしても効果があるかは不明
  • マスドスタートはやめる
  • スイムが下手な人は参加させない

等が提案されている。

SlowTwitch の案

トライアスロンのポータルサイト Slow Twitch では、レースディレクターの立場から提案がされている。

Limiting Deaths in Triathlon
http://www.slowtwitch.com/Opinion/Limiting_Deaths_in_Triathlon_2986.html

かいつまむと

  • 1種目目の競技で事故が多発していることから、ウォームアップをしっかりすること(記事が出た頃の2012年のレースでは、スイムがキャンセルされ、デュアスロンのファーストランで心停止が起きている)
  • 実力に合わせて、ポジションどりをすること。スイムが遅いのに、先頭の中央とかには居ないこと。
  • ウェットスーツはコンディションにあわせて選択
  • 水上からしっかり選手を監視
  • 陸に並行したスイムコースを設定し、何かあったら選手をすぐに陸にあげて蘇生などの救助をできるようにする

といったことが提案されている。

ブロガーの案

DCRainmaker さんも 2011年8月当時に記事をかいている

Were the NYC Triathlon swim deaths preventable? A look at our sport.
http://www.dcrainmaker.com/2011/08/detailed-look-at-nyc-triathlon-swim.html

あとで読む。

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Escape From Alcatraz Video Gallery

Escape From Alcatraz

2013

Race Overview

Swim Tip

Bike Tip

Run Tip

2012 Escape from Alcatraz Triathlon Bike Course in under 4 minutes

Macca @ alcatraz

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portrait

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